三島由紀夫 「女神」
ふっふっふ、あーほんと、私って本選ぶ「目」が良いワァァァ……
なんちゃって。

短編小説だったっけ。一番初めに載っている小説のあらすじは、

時代は第二次世界戦後、復興期。
戦前、夫によって磨かれた美しさを持つ妻。
その美しさが損なわれた時、妻は家から出なくなる。
そして夫は、衰えた妻の代わりに、原石である娘を磨き……。

お、王道だ(汗
(ってゆうか作家そのものが超王道だ(汗))
頭の中で、王道な結末が思い浮かんで来ます。
(他の男に手を出すぐらいなら…… (*゜Д゜)父であるこの私があああああ)←エロ漫画な王道

でも、1P読み進むごとに、その妄想の中の結末がくるくる変わるw 
それだけ、奥へ奥へ入り込んでゆく感じです。

正直まだ半分ぐらいしか読んでいませんが
全体的な雰囲気は、
「陰を土台とした上品」
私にとっては、この一言に尽きます。
雰囲気そのものは、サガン(ヨーロッパ系恋愛小説?)
の日本版という気もしますが
サガンは物語のはじめに優越感を持ってきて
三島は劣等感を持ってくる所が
時代性というか、むしろ対極というか。

(作家とその時代背景、活躍時期なんぞは全く知りませんので
間違ってても前後とりちがえてても気にしない)
日本人だけあって、情景描写が格段に想像し易いです。

星……☆☆☆

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